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zoom RSS 「どきどき」と「ばくばく」。(後編)

<<   作成日時 : 2012/09/03 19:31   >>

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「どきどき」の地位を脅かすニューフェイス、「心臓ばくばく」は何故生まれてきたのか。

本気で調査し出すと大長編になりそうなので、「どきどき」側の問題点中心に考えてみる。ちょっと文字通り胸に手を当てて考えて欲しいのだけれど、心臓って

「どきどき」

って言ってますか?

「ど」はともかく、「き」なんて鋭利な音、してますか?

直感的に現代日本人の耳に聞こえてくる心音は「ドクドク」の方が近いはず。現に血液が流れる音を表現する際には「どっくんどっくん」が使われている。実は「ばくばく」よりも「どきどき」の方が直感からは遠い音なのだ。

これはおそらく、「日本語の音は子音で終わらない」という古来から続くルールと関係している。昔のヒトはきっと心音を、

「DOKDOK」

と聞いたのだろう。決して「く(ku)」ではなく、[k]。英単語の「strike」とか「cake」とかの語末の音だ。でも普通の日本語はこういう音で単語が終わることは無い。そこで、文字にする際には近い音を表す仮名で表現するしかない。

現代なら「く」を使うところだけれど、なぜか昔のヒトは[k]を「き」で表した。

「的」という漢字の音読みは「テキ」だが古代中国語音では[ki]ではなく[k]で終わる音らしいし、「strike」は今でこそ「ストライク」だが、「ストライキ」という外来語にもなっている。「cake」も「ケーク」の方が原語に近い音だけど「ケーキ」だし、「steak」も「ステーク」ではなく「ステーキ」になった。「ink」を「インク」でなく「インキ」と書くこともある。

耳ではおそらく「DOKDOK」と聞こえていたはずの心音が、文字にしたら「どきどき」になってしまったのだろう。文字になってしまえば、後はもうそういう「お約束」として広まっていく。

最近になって「心臓ばくばく」が世に出たのは、[k]を「く」と写し取る感覚が現代人にとって自然になってきたことが大きく貢献している。

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