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zoom RSS 二つの音符に三つの文字を重ねる。

<<   作成日時 : 2012/09/10 19:17   >>

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サザンオールスターズの曲が革命的だったワケについて、作詞家の森雪乃丞が語っている。

http://twitter.com/senpai_rockyou/status/244437814790463488

http://twitter.com/senpai_rockyou/status/244437881966444544

http://twitter.com/senpai_rockyou/status/244437961175859200

http://twitter.com/senpai_rockyou/status/244438400776687616

簡単にまとめると、70年代後半までは「日本語はロックにのらない」(西洋の音楽であるロックのリズムに日本語は合わない)と言われていたのだけど、桑田佳祐はその常識を見事に覆し、その影響下にある現代のアーティスト達の活躍に繋がっていった、というお話。

これ、見ていたのだけど、twitterにまとめられた説明では内容が伝え切れてないなぁ。

twitterには、
たとえば1978年のサザンオールスターズの名曲「勝手にシンドバッド」の歌詞。「♪今何時 そうねだいたいね」 これは2つの音符に3つの文字を重ねることで、グルーブが出るといいます。森「そうか、こういう切り口があるのか!と教えてくれた」

とある。間違いでは無いのだけど、じゃあ、二つの音符のところに「わたし」とか「あなた」という3文字を入れるのはどうかというと、これだけではただの早口な歌になる。3文字入れて森さんの言っている効果が出る音(文字)とそうでない音があるのだ。

音楽と縁遠い僕が何でこんなことを断言できるのかというと、これは「日本語の音の仕組み」に関わるから。

番組では森さんが具体例を挙げて説明していた(つまり、森さん自身は本質をわかっている)のだけど、これが有効なのは、二文字目以降に撥音(ん)、促音(っ)、長音(ー)、連母音の二音目(アウ、オウ、アイ、エイのウ、イなど)が入る場合に限られる。

「いまなじそねだね」

これらの音は英語では、前の音とセットで一つの音として発音されるし、話し手にとっても一つの音だと認識されている。一方、日本語の場合はこれらの音も前の音と区別して発音する意識がある。だから文字にするときも分けて書く。

ロックは英語圏の音楽だから、そのリズムも当然英語に合うようにできている。これに日本語をうまく乗せるには、上記の英語と日本語の音の数え方の違い、言葉としてのリズムの違いを解消する必要がある。これを、桑田佳祐は音符の上で解消して見せた。これが革命的だった、ということだ(twitterで編集されているように文字数だけで説明すると、この辺りのことが伝わらない)。

僕は小学生の頃、桑田佳祐の歌が全然聞き取れなくて、「このヒトはなんでこんな聞き取りにくい歌い方をするのだろう」と思っていたのだけど、今は全く問題なく聞き取れる。その原因の一端は、この辺りにあったんじゃないかと思う。


※ちなみにこの話は、言語学とか日本語学で「音節」と「モーラ(拍)」の違いを勉強していると比較的理解しやすくなるので、興味のある方は調べてみてください。

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